あなたの本あっためておきました

あなほんリコメンド1:破天荒フェニックス

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (幻冬舎文庫)

ここは月並商事。

おっちょこちょいの咲良(さくら)さんは、総務課の3年目のOL

今日も超マイペースの平常運行です。

 

咲良「さぁ、お昼の時間も終わったし、仕事!仕事!午後の仕事はデザートからね。

   楽しみにしてたんだ、セブントゥエレブンの新作スイーツ♪」

 

そこへ並盛係長がやってきました。

 

並盛係長「これ!咲良君!仕事せんか!」

 

咲良「あ、並盛係長、係長のデザートもちゃんとありますよ!」

 

並盛係長「そうなの?ありがとう!わしはプリン大好きなんだよね。」

 

咲良「会社での楽しみっていったら、食後のデザートと3時のおやつしかないじゃないですか!」

 

並盛係長「そうだよね~おぉ、このプリンにHarrods(ハロッズ) No.14 イングリッシュ ブレックファスト リーフ 茶葉 125g [並行輸入品]はあうなぁ!」

 

咲良「そういえば係長、若いときはバリバリの仕事人間だったって聞きましたよ!

   今じゃ全然イメージ湧きませんけど 笑」

 

並盛係長「そうヒリヒリしたビジネスの最前線で毎日格闘したものじゃ!」

 

咲良「ものじゃって、どこのじいさんですか!じゃあ昔は熱男課長のようにバリバリエリートだったんですか?」

 

並盛係長「熱男君は若い時、わしが鍛えたんだぞ。」

 

咲良「それが今では課長と係長 笑」

 

並盛係長「それは言わないで~(汗)」

 

そこへ、熱男課長登場。

 

熱男課長「並盛係長、例の資料は出来ていますか?」

 

並盛係長「それは何とか今日中に・・・」

 

咲良「熱男課長、並盛係長が昔はバリバリだったって本当ですか?」

 

熱男課長「新人の頃は鍛えてもらったよ!」

 

咲良「それが今ではこんな・・・(超失礼)」

 

並盛係長「その頃が懐かしいのぉ(どこか他人事)」

 

熱男課長「並盛係長に昔の調子を取り戻して貰える良い本を紹介しましょう!」

 

熱男課長『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (幻冬舎文庫) 』

熱男課長「これは年商20億円ながら負債14億円を抱え、倒産寸前だったオンデーズというメガネチェーンの再生物語です。

この作品は、常に資金ショートギリギリの中、世界一のメガネチェーンにしようと奮闘する物語なんですが、そんな中、攻めの姿勢を忘れない大胆な戦略にびっくりしつつも、(財務担当の奥野さんに同情しつつも)いつしか、自分自身もオンデーズの一員として戦っているような気にさせてくれる熱い物語です!」

 

”「まあいいよ。出店は進める。今ここで、この勢いは絶対に止めたくない。そもそも別に、中小企業の社長を安定的に続けたくてオンデーズの社長をやってるわけじゃないし、世界一を目指せないのなら、社長なんてやってる意味がない。だから成長のペースは絶対に止めない。まあいいさ。資金繰りが回らなければ、その時は、その時でまた考えれば」”

 

熱男課長「そして、物語に引き込まれるあまり、思わず著者が感じたであろう再生にむかう高揚感を一緒に感じ、いつの間にか目頭が熱くなる最高の企業再生の物語です!

きっとこの本を読めば、ヒリヒリしたビジネスの最前線に身を置きたくなることうけあいです。」

 

'船長と航海士が代わっただけでは、ボロボロの船は何も変わらない。変われるものは唯一「乗組員」だけだった。” 

 

~後日~

 

咲良「熱男課長!破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (幻冬舎文庫)読みましたよ!最高に感動しました!今日から私もデキル女です!」

 

並盛係長「わしも昔の感覚取り戻したもんねぇ。バリバリやるぞ~」

 

熱男課長「咲良君、それでは早速頼みたい案件が・・・」

 

咲良「は~い、その前にとりあえずおやつ食べま~す!」

 

熱男課長「・・・」

 

さすがの良本も、咲良のやる気を引き出すことは出来なかったようだ。