副題に小説・巨大自動車企業とあるように、ある企業が舞台になっています。
え?どこの企業かって?「トヨトミ」という名前からわかるように、日本を代表する製造業のあの企業と思われます。
登場人物も実在の人物に思い当たりますし、登場する企業も思い当たる企業が・・・
誰のことだろう・・・どこの企業のことだろう・・・と推察しながら読むと一段と面白いです。
作者の梶山三郎さんは覆面作家らしいですが、相当内部事情に詳しい方のようです。
某自動車会社のことを知りたい方はもちろん、経済小説としても最高に面白いのです。
「事実は小説よりも奇なり」なんて言いますしね。
続刊の『分冊版 トヨトミの野望 上巻 (小学館文庫)』もオススメです!
今日も素敵な読書ライフを!